ライフパスファインダー 第5の壁 を創造するにあたり

みなさんこんにちは
ライフパスファインダーシリーズの、全脚本・演出・作詞を担当させていただいております、松髙タケシです。
珍しいことですが、コメントを書いております。
クルーの皆さんは「それより台本を書いて」と思ってると思います。

さて
2008年から続くライフパスファインダーシリーズですが
今回はいろんな意味で「これまでと違う」と思います。
もう演劇ではなくなるかもしれません。
もともと演劇を創っている自覚はないのですが、気づけばどんどん演劇になっていってました。
それは悪いことではないのですが、そもそもやりたかった事・創りたかったものではないのでは?と感じました。

それに気づいて、原点回帰を意識したのが、2018年発表の「ライフパスファインダー 第四の壁」です。
お気づきの方もいると思いますが、これまでのキーカラーを入れ替えました。
それがどんな効果を生んだのかは定かではありませんが、影響はあったと思います。

前作は、シリーズ2作目に創った「Tour to the end.」をリメイクしました。
個人的には、とても気に入っております。

そして本作です。
ご存知の通り、人類に新型ウイルスによる大変化が起きました。
それはまだ続いております。
ウイルス自体について語るつもりはありません。
この変化のスピードに人類がついていけていない事は、語り合いたいと思います。
機会があれば、ですが。

大変化前に劇場は決まっておりました。
何をするのも遅い私は、今回こそ早くから創ろうと思っておりました。
言い訳を探すより、次に進もうと思います。。。。

私は予てより「演劇の可能性」を模索してまいりました。
そして今は「劇場とは?」を考えております。
一定の答えにたどり着いていますが、短い文章で伝えられないのが残念な所です。

本作は、いわゆる演劇とは異なります。
何を演劇と呼ぶか?によりますが、簡単に言うと違います。
ストーリーや、派手な立ち回りや、大げさな告白や、華美な衣装や、その他一般的な演劇にあるものがありません。
代わりに、メッセージや、考え方や、世界は変わることや、人はみな違うことや、この日常の捉え方を伝えたいという目的があります。
「演劇」というメディアを使って「演劇ではない」価値を創造しております。

ライブメディアの実現に厳しいタイミングでの上演で
予想以上の険しさに直面しております。
来場いただく皆さんにとっても、穏やかではないと思います。
互いの健康に留意しながら、それでも価値のある時間を創れればと進めておりますので
お会いできることを祈ってください。私は祈ってます。

今を生きるすべての人へ
いや、今からを生きるすべての人へ
新たな旅立ちの場所となりますよう

劇場で会いましょう
あなたの劇場で

2020/11/9 松髙タケシ